下腹ぽっこりに筋肉トレーニングは本当に有効?素朴な疑問に答えます

下腹ぽっこりに筋肉トレーニングは本当に有効?素朴な疑問に答えます

私がストレッチを辞めた理由

最近、よくテレビで目につくのが”筋肉は裏切らない”というフレーズです。男性なら腹筋バキバキ、筋肉隆々のスタイルって憧れを持つ気持ちも、同じ男性の私なら理解できなくもないですが、一方で芸能人では「細マッチョ」とか「隠れマッチョ」など、見た目は極普通で、実はそこそこ筋肉質が好まれてますよね?

 

加えて、私個人は20代の女性から『こんなぽっちゃり体型に憧れてます。やっぱり巨乳で柔らかそうな体になるのはどうしたいいのでしょうか?』という相談もプライベートで受けたことがあるんですね。

 

私がストレッチを始めたのは、下腹が出っ張り、醜くぽっこりと出てきてから、ベッドやデスクの周りで出来るストレッチを始めたことがきっかけですが、今ではあまり頻繁にやってはいません。辞めたのはやはり”面倒くさい”のが一番の理由ですね。

 

痩せるということは本当の目標ではありません!

まず第一に、筋トレとか筋肉に注目したい人は、容姿に自信がないとか、体力が必要な職種とか、そもそも人に裸を見せる機会が多い人に限られてくると思います。しかし、流石に30代を過ぎてからはプールも海水浴もしませんし、人に裸を見せる機会も殆どありません。

 

それと自分自身が中肉中背の標準的な体型で無かったこともあり、私が理想としたのは、あくまで過去、自分が若い時になっていた体重50キロ以内で細身の体でしたから、筋肉ムキムキに興味がなかったというのが、ダイエットに筋肉への関心も興味も薄かったというのがあります。

 

モデル体型といえば大げさですが、元々身体的に背が低い以外の自分が見下げている体の部分は”顔”を除いて殆どありませんでしたから、『体型を昔に戻す』ことが自分のダイエット目標、理想の体を作る目標であったことは確かですね。その”理想の体型”とは、脂肪が少ないことと、あまり筋肉質ではないが、ヒップラインを維持、あるいは出来るだけ綺麗に保つことと、全体的に細身でありながら筋張ってない、適度な丸みを持つ感じといった具合です。

 

筋トレしてダイエットに効果がある人、無い人

運動には、瞬発力を使う筋肉に働きかける無酸素運動(ジョギング・マシントレーニング等)と、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動の2種類があることはよくご存知だと思います。マッスルボディで、例えば割れた腹筋に逆三角形のムキムキ体型を作りたいなら、運動中、出来るだけ息を止めて筋力だけで行う無酸素運動で筋肉に負荷をかけるのが有効と言われています。100mダッシュなどの、一度の運動で全力を出し切る運動ですね。

 

一方の有酸素運動は、酸素を筋肉に十分送り込みながら運動するので、グルコース、グリコーゲンのほかに脂肪酸などをエネルギー源として酸素を使いますから、運動しながら代謝を促進できます。

 

実はこの2つには、適した人とそうでない人がいます。無酸素運動に適した人は、まず年齢が30代までで、ある程度、肥満ではない標準体重の人が最も筋肉の発達には有効と言われています。無酸素運動は、筋肉に高い負荷をかけて、言ってみれば筋肉を敢えて傷つけることで、回復する時に新しい筋肉繊維を作らせて、肉体改造するといったアプローチになります。

 

一方で、有酸素運動は誰でも日常的に毎日行う動作自体が、有酸素運動そのものになってる場合が多いのです。例えば駅の階段や、通勤での小走り10分とか、歩行で1時間等は正に有酸素運動ですよね。

 

従って、この有酸素運動を上手に、今度は時間や、やり方、運動するタイミングさえ掴んでいれば、誰でもダイエットに効果の高い運動を、面倒がらずに毎日でも行うことが可能となります。経験上、ウォーキング1時間以上を毎日行う方が、週末や隔日にやるジョギングよりは、脂肪燃焼には一定の効果が体感できますね。

 

間違った運動は弊害が多い

ところで、私が『ダイエットにジョギングを勧めない』というのは、キチンと理由があります。下腹ぽっこりで、”筋肉を鍛えよう”というのは、確かに誰でも思いつくのですが、実際、日々近所の河川の土手でジョギングをしている人を見ても、同じ人がみるみる体型が変わったという記憶はほとんどありません。

 

それどころか、息苦しい苦痛に顔を歪めて辛そうですし、流石に3習慣同じ人が続けてジョギングしているというパターンはあまり見かけませんでした。

 

そもそも下半身、特に下腹というのは、筋肉と言っても背筋と腹筋の2種類しか無く、この筋肉は下半身の中でも”足”全体を動かす運動では、あまり使われることがありません。下腹ぽっこりに運動と言っても、ジョギングなどのような運動は、肥満気味かその傾向の強い人にとっては激しい運動になるわけです。

 

加えて『筋肉をつければ痩せる!』という一種の誤解も、これらの背景にはあるでしょう。しかし、脂肪が減っても運動で筋肉疲労により、結局食べる量が増え、筋肉量が増えて体型は引き締まっても、せっかくのおしゃれ着が着れないほどムキムキ体型になることは、果たして理想かと言えば、必ずしもそうとは言えない場合があります。

 

なぜかはびこる”筋肉信仰”の不思議?

下腹ぽっこりに悩む人が、ついつい筋肉を鍛える方向に行きがちなのは、テレビ番組やメディアの影響が計り知れない影響が強いのだと思えますね。しかしながら、人が太っていく、脂肪がつくというのは、一応キチンとした人類進化の過程で説明がついています。

 

元々生きるためにはどの脊椎動物にも、筋肉は骨格について発達しており、その役割は体重を支えることと、関節を動かすことです。従って下腹などの部分は、内臓を保護したり、正しい位置にするために、腹筋も背筋も背骨や内臓を支える働きをしています。姿勢を前かがみにする際は、背筋の伸縮が必要です。

 

ところが巷には、下腹ぽっこりには『筋トレ』という摩訶不思議な”筋肉信仰”が多いですよね。元々は激しい運動はともかく、姿勢を正しく保つとか、消化に支障の出ないように内臓を正しい位置にするための機能として、下腹の筋肉があるわけですから、見た目に割れているシックスパックの腹筋まで鍛える必要はありません。

 

脂肪は悪という風潮が良くない!

人の体は、常に激しい運動を数時間続けなければ生きていけないように作られていませんので、定期的にエネルギー摂取(食事や間食など)をしておき、また体を休める時間も必ず必要です。

 

それに、仕事でも家事のような日常の仕事においても、食べながら作業は出来ないですよね?こうした、場合によってはやや長時間の労働に耐えられるように、あるいは1回くらい食事を抜いても死んでしまわないように、脂肪はまるで栄養の”貯金”のように、一時的に体に貯める仕組みが備わってます。

 

下腹ぽっこりの人は、皮下脂肪と内臓脂肪のどちらでも、要するに来たるべき飢えと運動をしなければならない場合に備えて、筋肉のための栄養・エネルギーを溜め込んでいるといえます。脂肪自体は決して悪いものではありません。

 

大事なのは、自分が日々使う1日全体で必要な運動(仕事や家事など)で、余った脂肪を使うほどではない、『食べた分だけ』消費すれば良いわけです。従って余分な脂肪を落としたいなら、運動よりもまず”飢餓”に耐えられる体作りを目指す方が効果的です。

 

下腹ぽっこりで、真っ先に筋肉を鍛えようではなく、まず余計な脂肪を使い切る運動と食事の調整が先であるということです。

 

下腹ぽっこりに効く筋肉の使い方とは?

それでは、ようやく今回の主題である、下腹ぽっこりに効果の高い筋肉運動の使い方をわかりやすく解説します。といっても至極カンタンなことですから、今日からでも実践的できます。

 

1.自分の標準体重を見定めよう
『標準体重 = 22 X 身長(m) X 身長(m)』というのが一般的な標準体重の目安ですが、これはダイエットの標準という意味ではなく、大まかに自分の身長に対して標準的な脂肪と筋肉の割合はこれくらいといった目安と考えます。例えば、私は身長163センチですから、58.5キロが標準体重ですから、難しく考えず、自分が一番痩せていた時の体型をまず思い浮かべます。

 

私の場合は、20代の時の健康診断の結果が痩せていた時期でしたので、その時の体重が約50キロです。しかし、当時は痩せすぎでしたので、2キロの余裕をもって、体重51キロ前後、大体6キロくらいの脂肪を落とせばいいと考えたわけです。

 

2.日常の歩行とか動作を出来るだけ増やす
もちろん、ちょっとしたストレッチや筋トレをジムなどに通って行うことは理想かも知れませんが、5キロから6キロ程度減らすのに数万円以上かけるのは、どう考えても割にあいません。そこで、これも私の場合ですが、日課となっている夕方の散歩時間を約1時間早めて、夕食約3時間以上前にウォーキング時間を伸ばすようにしました。その中で、エレベーター、エスカレーターも使わず、全てを”人力”にしたわけです。

 

3.姿勢維持のためのストレッチを取り入れる
ネットで調べても『姿勢を正しくする座り方』や、『モデルウォークの仕方』など検索できます。こうしたストレッチとは思えないような姿勢を維持する方法は、筋トレとまで運動らしい運動とは呼べないものの、下腹ぽっこりには有効な背筋や腹筋を結構使います。こうした姿勢維持を今度は日常の家事や仕事中に意識的に行うようにするわけです。

 

意外に、日常では腹筋や背筋を意識することはないので、下腹ぽっこりなどは自宅でリラックスしているときしか気にしていないものです。この常に正しい姿勢を意識していることは、なにげに腹筋、背筋を使って負荷をかけ続けているので、下腹ぽっこりに効く効果的な筋肉運動になっているんですね。

 

4.運動、食事、寝る前には体重を測定しよう!
最後に最も肝心なのが、自分の日々の体重の変化を気にすることです。運動、食事などで自分が何か体に対してしていたことは、必ず体重に反映されています。例えば私は、2時間の食事前運動では体重が1.2キロ変化します。もちろんウォーキング中も姿勢を意識しているためもありますが、今日が昨日より0.1キロ減るなら、翌日は0.15キロを目指してウォーキング時間を伸ばすとか、運動ができない日は夕食のおかずを1品減らすなど、キチンと目的が把握できるようになります。

 

下腹ぽっこりだからと、特別に腹筋を部分的に鍛えるよりは、こちらの方法がすごく簡単に私は思えますが、皆さんはいかが思いますか?

 

まとめ

今回は少々長々と前置きが長かったものの、下腹ぽっこりを改善したい人のための、誰でも出来る姿勢維持をつかった筋肉の鍛え方について解説しました。意外に思えた方も多いのではないでしょうか。あまり詳細な運動・筋トレを説明するよりも、日々の中で少しの工夫で下腹ぽっこりは改善していくことが可能です。そもそも体が軽くなれば、激しい筋肉運動も出来るようになりますから、まずダイエットの手始めに考えてみてはいかがでしょうか?


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