痩せているのになぜ?下腹だけぽっこりしている独特の肥満の謎

痩せているのになぜ?下腹だけぽっこりしている独特の肥満の謎

太ってないのに下腹ぽっこり?!

見た目は痩せているのに、何故か下腹だけ目立ってぽっこりしている、そのようなお悩みを持つ人は、特に女性に多いのではないでしょうか?通販番組でも、大抵の場合は下腹の膨らみ、脂肪らしき”お肉”が指でつまめるといった出演者をよく見ますよね。

 

これは食後に下腹がぽっこりするのと、空腹時でもそうなっているかで、実は原因は異なります。まず、女性の場合は男性の様に内臓脂肪からくる下腹ぽっこりは、あまり例がありません。内臓脂肪と皮下脂肪の2つが下腹ぽっこりの原因として一番考えられるのですが、内臓脂肪はほぼ食べる内容によって、つくかつかないかが決まります。

 

従って、食生活が日本でも近年、欧米化によって脂質の多い食材ばかりを好んでいつも食べていれば、内臓脂肪は付きやすい体質になります。その意味では、最近の女性でも内臓脂肪が目立つ人は、ある意味、少なくないかも知れません。しかしながら、女性の場合は男性のように深夜まで残業したり、あるいは激しい運動の後にビールやおつまみで暴飲暴食をすることは少ないでしょう。多くの場合は、多少、女性の場合はスタイルを気にするものだからです。

 

それに、内臓脂肪が非常に多い人の最大の特徴として、『便秘がち』というのがあります。これは内臓脂肪は、お腹の中に腸間膜という、ヒダの多いカーテンのような膜があり、内臓をつり下げる働きをする腸の裏側に貯まる性質があるからです。この脂肪が腸管を圧迫するため、便通が悪く、内臓脂肪が多い人ほど、”トイレが長い”という特徴があります。

 

しかも、腸間膜の表面にべっとりと広がった内臓脂肪によって、脂肪が限界まで増えると血管の周りや筋肉の中、骨の中や心臓にまで脂肪がつくので、総じて内蔵脂肪型肥満は、便意がちでメタボリックな体質になりやすいのです。

 

しかしながら、女性にはあまりメタボリック・シンドロームは少ない場合が多いです。それはなぜなんでしょうか?

 

体が細いのに下腹ぽっこりのワケは皮下脂肪型肥満

内臓脂肪を正確に調べるには、CTスキャンによる検査が必要ですが、高血糖・脂質異常・高血圧の合併率などの成人病の目安として、男女でウェストの限界値が決まっています。内臓脂肪面積100cm2に相当するウエスト周囲径として、男性はウェストサイズが85センチ、女性は90センチと実は女性の方が太めに設定されているんですね。

 

これは日本独自の基準だそうで、日本では体重と身長の関係から算出されるBMI基準ではなく、内臓脂肪の割合から基準を決めているからで、女性の場合は皮下脂肪が内臓脂肪より先に付く傾向があるために、女性の基準値は男性よりも5センチ太めにしてあるわけです。こう考えると、女性の場合の「痩せているのに下腹ぽっこり」の犯人は、皮下脂肪である可能性が濃厚となります。

 

『洋ナシ体型』という言葉を耳にしたことはないでしょうか?10代~60代まで、女性ならありがちな肥満ですよね。お尻や太ももなど下半身の肉づきが良くなるその体型から名付けられていますが、女性の場合、妊娠という女性特有の特徴があるため、生理的に外部からの衝撃吸収や、寒さ対策のために、どうしても皮膚に脂肪が付きやすいんです。

 

しかしながら、痩せているのに皮下脂肪?という素朴な疑問があるかも知れませんが、これはよく考えれば男性と女性の筋肉量の差が影響しているんです。

 

女性の皮下脂肪が下半身ぽっこりを作るかも?

今回は、病気の場合の下腹ぽっこりではなく、シンプルに痩せているのに下腹ぽっこりを考えていきますので、皮下脂肪が下半身ぽっこりなるワケを考察していきます。

 

まず女性の特徴としては、”姿勢”が大きく下腹ぽっこりに悪影響を与えている場合が多いです。私も痩せていますが、椅子に座って猫背になると、元々腹筋はあまり鍛えてませんから、下腹の皮が指でつまめるほどにはなります。

 

体脂肪率でみると男性は25%、女性は30%と目安は女性の方が体脂肪率はやや高いのですから、痩せているのに下腹ぽっこりは、この皮下脂肪が犯人である可能性が非常に高いですね。

 

ちなみにこの皮下脂肪、運動ではほとんど減少しないことがわかっています。

 

下腹ぽっこりの原因、皮下脂肪を落とすには?

女性ホルモンのエストロゲンが、女性特有の丸い体を作ります。このエストロゲンは男性にもありますが、男性ホルモンは加齢で増えることがあっても、女性ホルモンは20代をピークに減るのが普通です。

 

皮下脂肪の付く場所は、肌の表面の下の真皮と呼ばれる柔軟性のある水分も血流も多い部分からその下にあり、役目は体温を適切に維持するためです。そのため、皮下脂肪で覆われた女性の体は、言ってみれば脂肪というバリヤーに覆われた魔法瓶と同じです。

 

皮下脂肪が増えると弊害はあるのか?ですが、明らかに外気の影響を内臓が受けにくくなるので、便秘や消化不良、下痢などは少ない代わり、筋肉量が少ないために運動しづらい、運動しても疲れやすいといった感じになります。

 

また面白いことに、皮下脂肪が多い人ほど「少食」です。これはそもそも運動しなくても良い体になってるからで、悪く言えば運動で汗をかいても、それは運動によって蓄熱された体温を下げるだけで脂肪は使われていないということになります。

 

皮下脂肪を減らすには?

ここから今回の核心ですが、男性である私も痩せているにに、体脂肪が減らせない状況が合った時に、下半身ぽっこりの謎に悩んだ時期があります。ダイエットの最終章で、最後の最後にこの皮下脂肪が痩せない、”部分痩せ”が出来なかったからです。それは下腹ぽっこりでした。

 

”揉む”とか、”腹筋で”なんて、長続きしませんし、どうしたら良いものかと思っていたところ、カンタンな話、「脂肪だけ減らせば良い」事に気がついたんですね。

 

そもそも脂肪とは、人類がかつて”飢餓”を経験した名残りなんだそうで、「氷河期」がその発端だったことが医学的にわかっているそうです。厳しい食料事情の中で、乏しい食物から得られたわずかなエネルギーを出来る限り効率よく利用するように、余ったエネルギーをすべて脂肪に変え、皮下か内臓に蓄える仕組みがそのまま現代人でも備わっているわけです。

 

だったら、この”飢え”を利用すればいいんじゃないか?ってことです。

痩せているのに下腹ぽっこりは、”飢えてない”証拠

現在の私の食生活は、3食食べてもその中身は非常にお粗末です。少食というより、必要な栄養素でも最低限の物を調理して自分でつくって食べています。

 

特に常識とされる”おかず”と主食という固定概念を捨てて、3食全部で栄養素はどれくらい?という計算をするようになっています。昼間仕事や作業が多い日は昼食を主体にたくさん食べますし、1日中デスクワークの時は、夕食は深夜で豚肉の生姜焼きだけで、ご飯を食べないという日もあります。

 

これは別のところで解説しますが、痩せているのに下腹ぽっこりの人は、意外にマメに栄養や食事に配慮していても、食事量は毎回同じ量を食べていないでしょうか?ここにカロリー計算の重要性が出てくるんです。

 

例えば、私の場合身体活動レベルは一般的な主婦と同じ自宅でのデスクワークと家事なので、(Ⅰ)で1.50くらいです。標準体重よりも7キロ痩せていますから、1,700キロカロリーで1日のエネルギーは足りてしまいます。この値で1日1回の食事メニューを調べてみると、1,800カロリーで、ご飯におかず、惣菜と合わせて大体6品ありますから、私の場合は3品まで減らしています。

 

また体が冷えると脂肪がつきやすくなるので、基本的に室温は高めで、寝る時に下げるくらいですね。夏から冬にかけて、室温はやや高めくらいで過ごしています。

 

痩せているのに下腹ぽっこりで悩んでいる人は、運動よりもまず日々の食事、その1回で食べる摂取カロリーに注目してはいかがでしょうか?

 

まとめ

わたしは20歳の頃は後ろ姿で女性と間違われるほど、体の線が女性に近い体型でした。そのため、今回のテーマ、体は細いのに、下腹だけぽっこりした痩せているのに一部だけ太っているという方のお悩みはよくわかります。出来るだけ難しい話をナシに心がけてますが、今回の結論は皮下脂肪型肥満の一つ、痩せているのに下腹ぽっこりを治すには、自分の1日での消費カロリーをキチンと計算した方が良いということになりました。参考になれば嬉しいですね。


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