胃バイパス手術ってどんな手術なの?

胃バイパス手術ってどんな手術なの?

 

アジア人は内臓脂肪蓄積型肥満が多い傾向にあり、欧米人よりも低いBMIであっても合併症が起きやすいと言われています。増えた体重を気にし始めたときに、胃を切除する手術の話を耳にしたことはありませんか?

 

その主となる胃バイパス手術(英:gastric bypass surgery)とは、胃を上部の小さな袋と下部の大きな袋に分け、さらに小腸のルートを変更(バイパス)して消化吸収を阻害する手術です。

 

胃を小さくし、小量しか食べることができなくなるため、痩せるのは必須です。痩身になるには手っ取り早い手術ですが、患者への身体的な負担とリスクは非常に高く、傷跡も残ります。

 

胃バイパス手術の対象者

どのような方が手術の対象となるのかご紹介していきましょう。病院ごとで細かい定義は異なってきますが、主な条件は以下の2点です。

 

  • 肥満度の指標(BMI)数値が35~40(kg/㎡)以上

    (計算方法:BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))である者。

  • 肥満に起因する合併疾患(糖尿病・心臓病・高血圧・不妊症・痛風・脂肪肝・子宮筋腫・子宮がんなど)を持つ者。

 

この他に、食事と運動で体重を減らすための努力が成功していない、動脈硬化の進行を考慮しつつ適応年齢20~60歳くらいまでとしている病院もあります。

 

胃バイパス手術は生命の危機に達している人しか保険適用されない

 

 

 胃バイパス手術は保険が適用されないため、高額な費用を要します。ただし肥満レベルが生命の危機に達しているほどであれば保険が適用され入院費も含め数10万円で済むケースもあるといいますが大抵は100万円~200万円ほどかかります。患者の状態(肥満度・合併症の有無・年齢)と手術を受ける病院により、費用に差がでてきます。

 

胃バイパス手術はアメリカでは一般的だが手術後のリスクからは逃れられない

肥満大国であるアメリカでは一般的に行われている手術ではありますが、外科的なものである以上、出血や感染リスクからは逃れられません。またある医療センターで手術を受けた患者338人のうち、3.3%にあたる数の患者が術後、低血圧性頭痛を訴えたというデータがあります。これは、手術により急激な体重減少が髄液の圧力を低下させることによって発生します。

 

 

胃バイパス手術を受けた女性が痩せ続けてしまう病気

以前、「ザ・仰天ニュース」という番組で、手術を受けたアメリカの女性が痩せ続けてしまうという恐ろしい病気について紹介されました。どれだけ調べても原因がわからず、医師たちは食べ続けるしかないとしか伝えられなかったそうです。

 

まだ20代なのに、子供に支えられながら老人のように歩くのもやっとな状態だそうです。他に類をみない例とはいえ、この手術に副作用が存在することは確かです。安易に手術を望まず、まず自分で健康的に痩せる方法を考えることが賢明といえます。


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