下腹ぽっこりでも下痢が止まらない?

下腹ぽっこりでも下痢が止まらない?!

下腹ぽっこりなのに何故か便秘ではなく、下痢気味という方は、日本人特有の『国民病』にかかっているのかもしれません、日本人の14%、1700万人以上がお腹の悩みを抱えると言われていますが、今回は、その中の腸内細菌異常増殖症候群について、下腹ぽっこりの原因の一つとして解説していきます。

 

頑固な下痢や便秘、腹痛、おならが多い人は要注意!

「小腸内細菌増殖症:Small Intestinal Bacterial Overgrowth」の英語表記の略語で、””SIBO(シーボ)”と呼ばれる特有の病気があります。腸内細菌異常増殖症候群の一つで、痩せ型の女性で、お腹だけがパンパンに張ったような感覚を訴える人で、よく食べても太らないが、便秘や下痢や腹痛が交互に繰り返したり、下痢などが断続的に長期間、繰り返されるケースで疑われます。甲状腺機能低下症や、小腸関係の手術や、腸に関する病気が過去にある場合は、この症候群になる場合もあります。ガスによる下腹ぽっこりですね。

 

SIBOにかかると、大量のガスが小腸で発生するため、少食でも膨満感をすぐに感じてしまい、まるで見た目は妊娠でもしているようなお腹の膨れが目立ちます。糖尿病性神経障害などもこの病気にかかりやすく、血糖値が高い状態が長く続くことで、末梢神経が侵され、全身のしびれが急に始まったり、急に何でもなくなるなど、神経系の異常などがある人は要注意です。

 

血糖値を上げやすい食べ物を習慣化するのは良くない

糖質が多く含まれているのは、ご飯やパンや麺類ですが、果物、砂糖などを食事の合間や食後にデザート代わりに食べる方は注意が必要です。一見すると、果物はヘルシーで健康に良さそうですが、問題は『食後にたくさん食べる』というのが問題です。ここに巷の健康法で非常に大きな誤解があります。他のところでも、私はご飯を否定していません。炭水化物が消化される時に糖質に変わることで、むしろ有酸素運動に必要なエネルギー源となるからです。

 

食後のデザートとして果物を食べようという人は、決して日本では少なくありませんが、普段の食生活で炭水化物を主食する場合が多い日本人では、この習慣は、ほぼ利点がありません。それは、果糖という糖分が直接胃から腸へ届けられて血液中に吸収されやすい、非常に効率の良い食べ方だからです。果物自体はそれだけ食べる偏食でも、実は健康を大きく害することはありません。食物繊維、糖分、水分とビタミンやミネラルも含んでいるため、果物単体では悪いことはないのです。ただし、食後はNGです。

 

なぜ食後の果物は良くないの?

私がダイエットしている時、下腹ぽっこり改善に消化不良といえば、下痢や便秘が度々ありましたが、それが果物を食べて改善されることは、ほぼありませんでした。ところが私の両親は、ほぼ毎日、りんごなど、甘さの強い果物を食後のデザートで食べています。ではこの両親2人は胃腸は快調かと言えば、全く真逆で、便秘と下痢にいつも悩まされています。酷い痰がらみの咳をするし、おならも異常に臭いです。

 

果物を食後に食べると、既に食事でとった肉や魚、ご飯などがまだ胃に残っていて消化されていない状態のところに果物が入っていくことになりますが、実際は口で咀嚼されて混ざった状態で胃に入るので、本来であれば消化が早いはずの果物が、消化の遅い炭水化物と混ざり、結果的に果糖と炭水化物の糖質のダブルで過剰摂取していることになります。当然ですが、食後のデザート抜きでもご飯とおかずでキチンと栄養を摂っていれば、果物はホントに口直しの余計な一口に過ぎません。

 

更に果物は熱や加水によって劣化が早く、小腸では腐敗や発酵を始め、栄養として利用することができなくなってしまう場合もあります。我が家の両親がトイレに入った後は、あまりの悪臭に鼻が曲がるほどで、体臭も酷いのですが、こうした体中が臭うのは、小腸でせっかく食べた栄養源が細菌の力で分解と発酵から腐敗にまで進んでいる証拠と言えます。特にりんごは胃酸を中和する作用があるので、食べた後の満腹感を抑えてしまい、食事をキチンと食べていても、更に余計にたくさん食べられます。

 

りんごを間食でおやつ代わりに食べるならともかく、日頃から普通に食事をしている人が、下腹ぽっこりと胃腸の調子を整えようと、食後にフルーツでは、腸内細菌のバランスを崩してしまう、逆効果を生む場合があるのです。

 

果物を食べても腸内細菌は増えない?

そもそも、果物の多くは水分が非常に多く、また酸っぱいよりも、甘い方が一般的に好まれます。ところがこうした完熟、あるいは品種改良で”蜜”が多い果物は、食べると砂糖を直接食べているのとあまり変わりありません。果糖は砂糖とほとんど同じ効果があるのです。生ハムにパイナップルというのは、共に相乗効果で生ハムの強い塩分を中和し、食べ合わせとしては理にかなっています。しかし、これと炭水化物と組み合わせた場合は、”太る食事”となります。

 

特に、果物はこうした果糖が多いので、発行しやすい食材です。ほとんどの果物が発酵酒の原料となってるのは、この糖分と酵母菌が果物に付着しているからです。そのため、食べて胃で炭水化物と混ざって小腸に行く頃には、すでに第一発酵段階となって、ガスを発生させる場合もあります。実際、毎日、毎食、果物を食後に食べている我が家の両親は、ゲップの回数が私の10倍はあります。私は、1日2食の場合は、1食のみ食事量は単品で栄養価の高い料理を多めに食べるのですが、ゲップは出ません。

 

また発酵は消化で活躍する腸内細菌とは別の、本来であれば体では必要ない排出される、大腸菌やその他の雑菌の仲間が作り出す作用です。従って、下腹ぽっこりに悩んで果物を食べようと思ってる人で、胃腸の調子が便秘や下痢など、時折繰り返すような人は、小腸の中で異常にこうした雑菌が増えた、”SIBO”予備軍であることも考えられます。果物を沢山食後に食べているから、下痢や便秘改善に効果があるというのは、あくまでも果物の食べ方次第であるということですね。

 

下痢を抑えられる果物の効果的な食べ方とは?

一番良いのは、毎度の食事ではデザートの必要がない方法で、サラダや野菜など糖分の少ない消化にある程度時間がかかる食材をつかって、ビタミンCやミネラルを補給するような方法で、果物はあくまで空腹を感じた食事以外の時に食するのが良いでしょう。

 

また下痢になりやすい人の特徴では、高齢になると腸内細菌でも消化を助ける菌類が、排泄時に一緒に出ていってしまいった後に、食べ物からなかなか得られず、なかなか増えない場合があります。オリゴ糖などは乳酸菌などの食料となりますが、肝心の腸内細菌で消化を助ける細菌が激減している場合は、いつもどおりの食事量では、消化に時間がかかるか、あるいは消化不良で軟便、あるいは下痢気味になる場合があります。

 

下腹ぽっこりで悩む人でも、食べ過ぎると下痢になるパターンは、腸内細菌の数がそもそも少ないというのがあり、そんあところへ、余計に食事量が増える食後のデザートで果物というのは、健康以前に逆効果になる場合があります。

 

朝食ならフルーツとゆで卵の2つだけでも、実は糖分とタンパク質の2つが摂れるので、朝からそれほど運動や仕事をしない人はこれでも構いません。午前中は体内の排出と浄化が高まるので、果物の酵素の働きが良くなるという報告もあります。

 

お腹の調子を整えるなら、食事量を減らしてバナナが良い?

お腹の中でガスを発生させやすい糖質は、りんご、桃、スイカなどに多く、ブドウやイチゴ、特にバナナは良いとされています。そう言えば、下痢気味でお腹の調子が悪い時は、バナナ1本だけでも、案外、疲労回復に効果はあります。

 

また下痢気味で、腸内細菌異常増殖症候群のような、腸内にガスが溜まりやすい場合は、パンなどは症状を悪化させる種類の糖が含まれているので、小麦で作られるラーメン、パスタ、ピザ、お好み焼き、たこ焼きなどは避けたほうが良いです。

 

下腹ぽっこりで下痢気味なら、ヨーグルトは避けること!

日本人の75%は乳糖不耐症と呼ばれる、乳製品に含まれる乳糖を消化する働きがあまり強くありません。ゲップが多く出る人や、便通が悪い人、中でもSIBOや過敏性腸症候群の人がヨーグルトを食べると小腸に大量の水が引き込まれ下痢や腹痛、便秘の原因になる場合もあります。また、糠漬けや納豆など、植物性の乳酸菌類をとっているなら、わざわざ動物性の乳酸菌を更に食べる必要はないでしょう。

 

善玉菌を腸に届けることは良いことではあるのですが、我が家の胃腸の調子が常に悪い親を見ていると、とにかくヨーグルト、牛乳、豆乳と朝から大量の食べ物を食べるので、頻尿に加えて時々下痢、便秘を繰り返しています。結果的に体に良いどころか悪循環になってるようですね。

 

まとめ

下腹ぽっこりで悩み始めてダイエットを開始した時は、特に消化吸収を気にしてヨーグルトとか食物繊維をたくさん食べれば良いだろうと、勝手に思っていました。しかし今では、『食事は1日のエネルギー以上は必要ない』ということが体感でわかるようになったので、何でも好き嫌いなく食べてはいますが、食事はゆっくり、毎日乳酸菌飲料を飲むとか、そういう習慣は無くなっています。特にヨーグルトは万人に良い食べ物とは限らず、SIBOの人はむしろ症状を悪くさせる場合もあります。結局、思い込みではなく、自分の体質と生活に合った食事を適量に食べるのが一番良いということです。


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