ビール腹はビールのせいじゃない?!下腹ぽっこりの真実とは?

ビール腹はビールのせいじゃない?!下腹ぽっこりの真実とは?

”ビール腹”の原因は、実はビールではありません。下腹ぽっこりの要因として、特にビールに含まれるプリン体が話題に登りますが、今回はそれの、ほぼ全否定の内容になっています。詳しく解説しましょう。

 

ビールは本当に下腹ぽっこりになるのか?

結論から言えば、健康を一切気にしなければ、ビールだけ飲んでいると痩せます。栄養不良で恐らく低血糖と筋肉エネルギー減少で立てなくなるでしょうね。ハッキリ言いますが、ビールだけでは下腹ぽっこりにはなりません。ビールの脂質はほぼ0%で、タンパク質も殆どない、エチルアルコールとミネラルが多く含まれている以外は不純物です。この不純物が多いとギネスなどの黒ビールとなります。それでも、栄養価も脂質も低い飲み物です。ではなぜ”ビールは太る”と言われるのでしょうか?それは、誰もがビールを楽しむ時、何を一緒にしているかで太るか、下腹ぽっこりになるかどうかは決まっているのです。


 
プリン体という不可思議な言葉

一体、このビール腹の原因とか言われる『プリン体』という言葉は、そもそもどこから持ち込まれていたのでしょうか?これは、なんと俗にいわれる”痛風”からです。痛風とは俗称で、正式名称は高尿酸血症から起こる関節炎です。また”風”とついてますが、これは吹く風のことではなく、感染症を”風邪”というように、病気を表す意味で、”とても痛い病気”から”痛風”と呼ばれるようになりました。

 

痛風の原因は、ズバリ”贅沢”です。高尿酸血症の原因は、尿酸が異常に血液中に腎臓で処理しきれず流れており、それが足の指など血液が滞留しやすい血管の”節”で結晶化し、それが神経を突き刺すように刺激して痛風になります。

 

この尿酸は、健康な人でも体には良い大切な物質ですが、刺し身、脂質の多い不飽和脂肪酸の塊(牛肉など)や、脂の乗った焼き魚や、下ごしらえを省略して手抜きした”ごった煮”料理など、素材を丸ごと食べるような食習慣から過剰に溜まりやすくなります。元々、尿酸は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質なので、消化吸収に時間がかかる食べ物ばかり食べていると、それだけ多くの尿酸が必要となるため、悪循環となるわけです。

 

しかもそのプリン体というのは、多くの動植物の細胞の”核”の中に存在する、非常に多い物質で生物の細胞中に含まれる遺伝子の構成成分として、食べる食材の殆どに含まれています。従って食事だけではなく、8割は人の体で作られているのです。ビールにだけ多く含まれているのではありません。プリン体は尿酸から作られる細胞の塩基です。

 

というよりも、”細胞を丸ごとそのまま食べる”のなら、ビールよりも焼き肉、刺し身、寿司、焼き魚の方がよほど大量に含まれています。面白いことに、我が家の両親は2人共このプリン体過剰で異様に体重が増えていますが、野菜は皮ごとでごった煮、魚も内臓ごと煮て骨ごと煮ているので、煮こごり付が出来るほど、プリン体を大量に食べています。刺し身好き、寿司も好物なので、細胞丸ごと生で食べているということになります。下腹も見事にぽっこりして非常に醜い体型をしています。

 

単純な話、プリン体に対して騒ぐならビールを標的にせずに、自分の日常の食事を見直す方がよほど下腹ぽっこりに有効なのです。というか、そもそもビールだけ控えれば良いというのは、馬鹿げた話です。

 

 
ビールの本当の栄養素とは?

 

 

ビールの主原料は、ホップ、麦芽、ビール酵母といった、非常にシンプルな発酵飲料で、発酵過程でアルコールが菌によって生成されるので、当然”お酒”として販売されます。栄養素はポリフェノール、ビタミンB1、B2、B6、イノシトール、葉酸、パントテン酸、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、ナトリウムなどビタミンやミネラル類が多い飲み物です。

 

それ以外はエタノール3.3~4.0%、炭 酸 ガス0.42~0.55%、不発性固形物3.1~3.9%、水91~93%となります。簡単に不発性固形物を?明すると、エチルアルコールに水分と他の栄養素が溶けているので、水溶液として揮発しない流動性の固体として分類されているということです。実は脂 肪成分は水への溶解度が低いことから、ビールにあって も極めてわずかな量しか含まれていません。しかもその僅かな脂肪もほとんどが”泡”になる程度です。また、この脂質も研究によって、ビールの味や風味といった品質には影響が殆どないことがわかっています。

 

ではなぜ、”ビールは太る”と言われ続け、下腹ぽっこりの天敵扱いにこれまでされてきたのでしょうか?

 

ビール100グラムに対して脂質は0%なのに、何故か太るワケとは?

答えは非常に単純だったのをご存知でしょうか?実は私もかつては大酒飲みで、その時代、たしかに下腹ぽっこりが悩みのタネでした。今でもお酒は時々飲みますし、時には日本酒4合も飲んでしまうことがあります。ただ、下腹ぽっこり解消のダイエット前と後では、明らかに飲み方が違うのです。

 

高血圧は飲酒量が多くなるほど頻度が増えることが報告されていますが、一方人は大食いでも血糖値が上がり、血圧は一時的でも上昇します。血圧が上がると血管は拡張され、細胞に多くの酸素と栄養素が運ばれるのですが、同時に心臓や内臓も非常に活発に動くことになります。

 

この関係は、『水道』を例にすると大変わかりやすいです。水道には大きな本管から徐々に細い水道管に枝分かれし、家庭では直径3センチ程度の細い管から水が出るようにされています。水も血液も重力の力で必ず低いところへ滞留しますから、高低差の激しいところを越えて目的地に到達するためには、液体に圧力をかけておく必要があります。つまりポンプで、これが心臓の役割です。

 

 

ですが、この心臓にはとても太い静脈と動脈が接続されています。これが水道でいう本管です。非常に圧力が高く、血液は激しくここを流れているので、静脈や動脈は非常に分厚い障壁を備えています。これが徐々に細い血管に分岐されていくと、圧力は少しずつ弱まり、毛細血管のところ、つまり水道で言えば蛇口にあたる箇所では、血圧は細胞に染み出す程度まで低くなるのです。

 

例えば、指先を怪我しても少しの切り傷なら、血液が噴射するほど出てこないのはこうした仕組みのお陰です。しかし、仮に内蔵や心臓などに直結している冠動脈や静脈に深い傷が出来れば、高い血圧によって大量に出血して絶命するのです。

 

この血圧とアルコールによる血管の拡張には、大変深い関係があります。

 

アルコールで太るのは、血圧が下がらないから?

『 高血圧は飲酒量が多くなるほど頻度が増える』と私は、前に書いていますが、これは厚労省の”アルコールとメタボリックシンドローム”という文書から引用しています。まず人の血圧は常に一定に維持されています。血液の総量は変わらないので、全身の細胞に血液を使って栄養や酸素を送るために、心臓のポンプ圧はほぼ変わらないのです。しかし、中には”低血圧”と診断される人もいますよね?

 

これは心臓のポンプ力が弱いと言うよりも、末端毛細血管まで送るための血圧がどこかで弱められているということです。一つは運動不足による筋力の低下で、そもそも大量の血液を必要としない場合で、飲酒は誰でも血圧を上昇できることから、寒がりの人でもお酒を飲むと体が温まると血圧が上昇するからです。

 

 

この一時的に高い血圧は、胃腸の活動も活発化させます。つまり腕や足の筋肉や下腹ぽっこり周辺の腹筋以外の胃腸の消化運動エネルギーに多く消費されます。よく『シメにラーメン』といいますよね。飲酒をすると非常に喉が乾きやすく、脱水症状となりやすいために、飲み物以外に食べ物からも水分を多く取ろうとします。また、味覚が脳機能がアルコールで感覚が鈍り、油が強い食べ物や、味の濃い食事を好むようになるわけです。

 

この食欲増進が、普段から運動をしない人で下腹ぽっこりの方には、過食の要因となります。また大抵の人はお酒を飲んだ翌日、何を自分が食べていたか、よく覚えていない場合が多いのではないでしょうか?つまり、やっぱり下腹ぽっこりの要因は『食べすぎ』だったのです。

ビールを控えるとどんなことが起こるか?

アルコール度数が平均で10%以下の飲料であるビールは、ごくごく飲む快感があるので、自然と量は多いです。度数は低くても肝臓の処理能力はかえって血液中の水分と希釈されたアルコールで全体の”量”は増えます。従って、酔うまでの血中アルコール濃度はしばらく低いので、大量に飲むことが出来ます。しかも、肝臓のアルコール処理は度数が低かろうと分解に水分を多量に必要とします。

 

日本酒の場合は、それほど飲酒中に排尿感はありません。しかしビールは頻繁に尿意を感じます。これは少なからず肝臓がアルコール分解に大量の水分を使うために、血液中の水分を抜いているから分解して尿として出していることになります。またビールはごくごく大量に飲むので、水を一緒に飲むことはしません。

 

従って、飲料では水分が足らず、食べ物で自然と補おうとするわけです。そこに、乾いたお菓子やおつまみでは、高い塩分で更に脱水となり、ビールをまた飲むことになる悪循環が生まれます。ビールを控えると、まず起こるのはこうした悪循環を断つことができることです。要は食べ過ぎを抑える事ができ、結果プリン体を抑え、下腹ぽっこり抑止に繋がります。

 

ダイエット中、お酒を控えるのも手段の一つですが、下腹ぽっこりに関しては、ビールを辞めて度数の高いアルコールで、さっさと酔って、リラックスし、気分が良いまま過ごして適度なタイミングで寝るというのも悪くはありません。問題は『飲む量』なのですからね。

 

まとめ

今回の記事でプリン体の誤解、ビールは本当は太らない事を理解していただけたと思います。またプリン体は料理の仕方でも大量に摂取する場合と、そうでない場合があります。例えば、同じトマトでも、キチンと皮と内部の種を外して果肉だけ食べるのと、種ごと食べるのでは全く栄養価が変わるのです。実は私は痛風について医学的な知識を勉強していたので、尿酸については詳しいのです。今回の記事で、正しい飲酒の仕方を学んで、下腹ぽっこり予防に役立てて頂きたいです。

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