ドローイングって何だ?下腹ぽっこりは腹式呼吸で改善出来る!

ドローイングって何だ?下腹ぽっこりは腹式呼吸で改善出来る!

最近”ドローイング”という言葉をよく耳にしたことはないでしょうか?下腹ぽっこりに効果が絶大と話題になっていますが、実際、どんな効果があるのか、あるいはその根拠となっている理由を詳しく解説します。

 

ドローイングとはなんですか?

理学療法の一つで、『腹横筋』を引き締めるストレッチ・運動のことを””ドローイング”と呼ぶことが一般的になっています。理学療法とは、運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を使いながら、運動機能が低下したは病気、けが、高齢、障害などの運動機能低下が認められる人に、基本的な運動機能を回復させる目的として施される治療法です。

 

簡単に言えば、病気や怪我による障害から回復して、日常的な基本動作が難なく行えるようにするためのリハビリテーションがこれにあたります。

 

下腹ぽっこりにリハビリが有効?

下半身の足の筋肉は、上半身を支えるために通常は曲げる屈伸と、歩いたり走ったりする時の衝撃を吸収する役割を担います。この時、下腹部の重心がズレている場合は、どうしても背中を反らせた無理な姿勢や、前かがみになって腰に大きな上半身の重量がかかってしまうなど、様々な弊害が起こります。男性で、メタボ体型で異常に腹部が膨満しているようなケースは、通常の姿勢では前屈してしまい、歩き出した時に転んでしまうため、どうしても背筋だけをたよって姿勢を維持し、腹筋をあまり使いません。

 

また女性の場合で皮下脂肪と内臓脂肪が多いような肥満体型の場合は、男性以上に下半身の筋力が弱い女性の場合は、腰を曲げて足を広げてよちよち歩くようなスタイルで重心を維持しようとしてしまいます。

 

そこで、まずこの下腹ぽっこりをドローイングで解消することにより、体の中心の重心を正しい位置に矯正することで、『立ち上がりやすい』、『歩く際の負荷が低い』といった状態を作り出すことで、運動しやすい体に改造するのが、ドローイングをやる意味だと言うことになります。理学療法から生まれたストレッチ・運動のため、まだまだ認知は一般的に低いですが、ダイエット方法として下腹ぽっこり引き締め効果の高い基礎運動として、ドローイングは近年注目されています。前置きは長くなりましたが、それでは今回、このドローイングについて詳しく解説していきます。

 

腹筋を鍛えるのとは違う、姿勢維持と下腹ぽっこり解消効果!

足を固定して、起き上がる運動といえば、両手を頭の後ろにやって上体を起こす腹筋運動を思い出す人も多いでしょう。一般的にこの運動はお腹の表面にある腹筋群を全体的に鍛えるため、下腹ぽっこり以外のお腹全体の筋肉を使う運動です。

 

腹部は大きく分けて4種類の筋肉で出来ており、 6つに割れた真ん中の筋肉は”シックスパック”と俗に呼ばれて、耳にしたことがある人も多いでしょう。他に、お腹の横が引き締まる内外腹斜筋があり、ドローイングで鍛えるのは、腹横筋と呼ばれる筋肉が主体です。この筋肉は腰痛予防・改善や良い姿勢を維持するための、腹筋群の中で一番深層にある筋肉です。つまり鍛えても見た目に大きな変化は一見無いようですが、下腹ぽっこりには非常に効果が高いです。なぜなら、『腹横筋』は下腹ぽっこりの下腹周辺をぐるっとコルセットのように巻いている筋肉だからです。

 

この筋肉の役割は、内臓を圧迫して正しい位置に保つ事で、元々内蔵がズレ落ちないようにしている内側の筋肉です。下腹ぽっこりの方は、内臓脂肪、つまり十二指腸裏側の背中との隙間に脂肪が溜まりやすく、減っても空間が残るために、内臓が常に骨盤からはみ出して前に垂れ下がる事がよくあるのです。この腹圧が弱いことから、体幹が安定しないということなります。

 

また内臓を圧迫して正しい位置に戻してそれを長く保つことで、下腹ぽっこりは常にこの筋肉で元に戻されるので、腹圧が高まり、身体の軸、つまり体幹の重心が正しい位置になりますから、下腹ぽっこり解消の他に、姿勢の改善や腰への負担を軽減することにつながります。


ぽっこり下腹解消のためのドローイング

ドローイングのやり方は簡単です

まずフローリングでも畳の上でも良いので、仰向けに寝て首には枕などで支えてください。ベッドなど、床が柔らかくない方が効果が高いです。片手はお腹の上に、反対の手は背中の下に添えておきます。つまり背中に手を差し込んでおきます。これがまずドローイングの基本姿勢です。

 

次に呼吸法は”鼻から息を吸い、口から吐く”という腹式呼吸を意識します。口呼吸だと、胸筋を使っての呼吸となるため、お腹の横隔膜を使わないので、ドローイングの効果はありません。下腹ぽっこりもお腹が膨らんでいますが、一種の密閉容器なので、横隔膜を使った呼吸は前述した『腹横筋』を頻繁に使うことになります。

 

基本姿勢になったら、鼻から息を吸いながら、お腹を膨らまします。お腹の上に置いた手が大きく背中側から離れるように、時間をかけ数十秒つかってゆっくり鼻呼吸で下腹ぽっこりを限界まで膨らませます。

 

コツは、普段の呼吸よりも深いイメージで行うことです。”倍以上の深呼吸をしているイメージ”で行います。それと、素早くやる運動に比べて、呼吸をしながらゆっくり動作を行うと、筋肉には大きな負担がかかるため、『腹横筋』をより強く鍛えていることになります。

 

数十秒(できれば30秒)息を止め、そこから今度は口からゆっくり息を吐きながら、下腹ぽっこりの膨らんだお腹を限界まで引っ込ませます。この時、意識的に呼吸で凹ませているという意識が重要で、下腹ぽっこりの全体の筋肉を使って引っ込ませるのでは無い点を注意しましょう。あくまでも、横隔膜の力で肺の空気を限界まで押し出すことで、内臓の中の空間を押しつぶすように凹ませるわけです。

 

このようにドローイングは極めて簡単な運動ですが、下腹ぽっこりが外見から目立つような人でも、腰や背中に負担をかけず、『腹横筋』だけを鍛えることが出来ます。

 

1日何回、いつやってどれくらい続ければいいの?

全身の筋肉が弛緩、つまりリラックスした状態でやるのがいいので、できればお風呂上がりなど、血流が活発な体の筋肉が柔らかい時にやると良いです。冬場であればお風呂は隔日という方も多いので、1日おきで良いでしょう。

 

1日1回でもドローイングは効果が期待できますが、その代わり毎日やるのが下腹ぽっこりには良いです。1セットで10回、大体これが全部で3分以上時間をかけてやれば効果的です。初日から3日間は1日1セットから始め、2週目から3セット、3週目から5セットを出来るようにドローイングを習慣化すれば、2ヶ月ほどで腹式呼吸は習慣化出来ます。

 
下腹ぽっこりに、ドローイングの腹式呼吸が良いという理由

腹式呼吸が習慣化すると、呼吸は口をつぐんで鼻で呼吸するのが普通になります。口呼吸は非常に最近の日本人に多く、無意識にポカーンとテレビや映画を見ながら口をあけている人が散見されます。姿勢を正しく出来るという場合は、実は下腹ぽっこりは非常に邪魔になるもので、逆に椅子に座って背筋をピンと出来ない人は、下腹ぽっこりの脂肪が邪魔してのけぞる、あるいは前傾しないと姿勢を長く維持できません。その姿勢が、そもそもお腹が圧迫されて空間が無いので、横隔膜を使った呼吸が出来ないのです。

 

ドローイングの最大の効果は、呼吸を本来の横隔膜を使った腹式呼吸にすることで、酸素の取り込み量を増やし、二酸化炭素の排出を促すことで、下腹ぽっこりの脂肪燃焼につながる血流を改善する効果が高いのです。ドローイングはこんなに簡単に誰でも出来る軽い運動でも、身体に与える好影響はかなり高いのが特徴です。

 

まとめ

下腹ぽっこり解消のためのドローイングの解説は巷に数が多くとも、理学療法の視点で解説した記事は少ないので、今回のテーマは下腹ぽっこりに悩む人には朗報となるかもしれません。また腹式呼吸は一旦習慣化すれば、今後とも変わることがなく、痩せやすい代謝の良い体に改造する事に繋がるので、是非、皆さんもドローイングを体感して頂きたいですね。

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