下腹ぽっこりと腰痛が?!どちらも改善できる方法をご紹介

下腹ぽっこりと腰痛が?!どちらも改善できる方法をご紹介(1)

腰が原因のぽっこり下腹

胸が大きな女性にあるがちな姿勢というのがあります。胸の大きさが結構大きな女性は、それがコンプレックスの場合は前かがみの前傾姿勢で猫背になりやすく、肥満傾向があるタイプの女性は、背中をやや反らせて歩くような姿勢をとりがちです。どちらも腰に負担を強いるもので、腰痛の原因になりやすいのですが、それに加えて日頃の動作も女性では独特の”癖”がある場合があります。

 

その癖とは、膝を曲げずに腰から屈伸して、低い姿勢で行う作業や、物を拾う時などに腰だけ曲げて前傾姿勢になるような動作です。外見上、後ろから見ると”お尻を突き出した格好”となるので、決してお行儀が良い動作とは言えませんが、「この方が楽なので」と安易にこの動作を日常でする女性は巷に大変多いのではないでしょうか?

 

体が柔らかいアピールならともかく、上半身の体重を背筋の引っ張る力だけで支えるのは、腰にそれだけ上半身の重量が斜め前方に重心が移動しますから、相当、無理な姿勢と言えます。例えば、短いほうきで掃除をしてちりとりでゴミを集める時、膝を曲げるのが億劫で、ついつい腰だけ曲げて作業するなんて人、結構、多いと思います。

 

前傾姿勢は下腹ぽっこりに悪い事だらけ

特にスマホ、携帯を歩きながら見たり操作したりするのが普段慣れている人は、前傾姿勢の方が姿勢として楽なので、下腹の腹筋は収縮力はついても、上半身を持ち上げる筋力は低下します。

 

更に、下腹ぽっこりだけではなく、この姿勢は背中側の肩周辺に脂肪がつきやすくなるため、背筋もあまり鍛えられず、背中が余計に丸くなって腰に負担をかける場合があります。筋肉は収縮だけ鍛えてもダメで、伸ばしたり縮めたりを繰り返しながら、体重をしっかり背中とお腹で支えるようなバランスが無いと、腰に良いことはあまりないのです。腰を痛めれば余計に猫背となり、首が前に傾斜し、下腹は圧迫されてぽっこりと内臓が突出して余計に胴体が太く見えるんですね。

 

女性によくある、ありがちな”反り腰”

加齢に伴う女性の悩みに、”お尻がどうしても垂れてくる”というのがありますよね。日本人女性の場合は、欧米人のようなヒップは少なく、どちらかと言えば扁平です。最近では、家事も食事もテーブルと椅子で行う場合が多いので、多少、欧米人にヒップの形状は近づいて来ていますが、これに、下腹もいわゆる下太りで下腹がぽっこりして気になってると、余計に背中をのけぞらせて歩いたり、ジョギングしたりついついしてしまうものです。

 

この姿勢では、たしかに一見お腹は引っ込んで見えるため、下腹ぽっこりを一時的に誤魔化せるのですが、なにせ腰にはかなりの負担を強いる事になるので、一時的なスタイル維持のために無視な姿勢をとることは、決して勧められることではありませんね。

 

この反り腰は、一時的に背筋を収縮させ、背骨を無理やり曲げてしまっているだけなので、重心が腰骨との垂直ラインが後方にズレてしまい、緊張した背筋はリラックスすると途端にだらしなく、疲労が蓄積することになります。

 

この背中側の筋肉だけつったように引っ張り続けることは、腰の重心がずれることで上半身の本当の重量以上に、自分の背筋でワザワザ腰のバランスを崩していることになるんですね。またこれが慢性腰痛の原因にもなります。

 

 

反り腰の確認の仕方

壁にむかって背中を合わせ、お尻と肩をピッタリ壁につけたまま、片手を背中に回して腰骨の上に差し込んだ場合、手首まですっぽり楽に差し込めるなら、すでに反り腰が慢性化している疑いがあります。慢性腰痛で原因不明で病院で検査してもわからないパターンは、その人独特の姿勢の癖が関係していることは明らかとなっています。

 

この反り腰、実際、痩せているなら下腹は腹筋が弱くても、皮膚が後ろに引っ張られることから、ぽっこりが一時的に改善するのですが、この姿勢を保つためには、骨盤を強制的にずらす必要が出てきます。

 

すると、ちょうど太腿の付け根、デリケートゾーンが後ろに向かって同時に奥に引っ込むので、骨盤は前方に向かって”お辞儀”をしたような位置に来るわけです。腸は骨盤の中央で支えられ、胃も骨盤の左右の平たい部分に斜めに乗ってますから、それがこの姿勢で宙ぶらりんとなります。ここで、腹筋自体が衰えていれば、内蔵は前に傾斜して重さでお腹の皮を引っ張りますから、なにげに反り腰は、同時に自然といずれは、ぽっこり下腹になるんですね。

 

反り腰の治し方

正常な腹筋力、背筋力がある人でも、体重70キロの人で、仰向けでも腰には約30キロもの体重がかかっています。しかも体重の大半は内臓と頭の重さがほとんどなので、女性で体重40キロでも、腰にはそれに近い重さが立てば常にかかっているといえるのです。

 

反り腰の人は、背筋そのものではなく、背骨の屈伸をすための骨についた脊柱起立筋と、内側の筋肉、深層筋だけをつかって姿勢を維持しているので、実際、それほど通常の筋肉のように多くのエネルギーを消費しません。

 

従って、腹筋と背筋を鍛えてこのバランスを戻す運動やストレッチが有効ですが、下腹ぽっこりの運動やストレッチについては別途解説しますので、今回はこの骨盤の矯正だけ着眼して解説しましょう。まず日常で仕事や自宅でも、椅子に座る機会は多いと思います。この時の座り方を変えるだけで骨盤矯正が出来ます。

 

座りながら下腹ぽっこりと姿勢を矯正

まず椅子に軽く腰掛け、両足を床にかかとからつま先までキッチリとつけます。両膝はピッタリ付ける必要はありません。その状態で腰を後方にずらして、腰から上半身を持ち上げるように背もたれにピッタリと背中をつけます。椅子は背もたれと座面の間に隙間があるものが便利です。

 

最もダメな座り方は、背もたれから背中を離して、座面中央付近に腰をチョコンと乗せるような座り方ですね。見た目品が良く見えますが、上半身が後方でキチンと支えられないため、いつの間にか腰が前に移動する場合があるからです。

 

椅子の座面の後方と背もたれを結ぶ垂直のラインに合わせて、背骨の”中心”が沿うような姿勢が理想で、これを座っている間キープして慣れることで、反り腰は普段から矯正できます。腰痛も改善しますね。この姿勢が1時間キープできて、なおかつ無意識に出来るようになると、腰痛自体が起こりにくい姿勢を維持できるようになれるでしょう。

 

腰痛がなかなか治らないワケ

腰痛は、一時的な疲労と慢性的なものがありますが、慢性腰痛の原因の中でも特に内蔵型肥満で上半身の重量がある人には顕著に見られます。それと、背筋、腹筋ともに衰えている人ですね。若い人でも、屈伸や体が固い人や、同じ姿勢で直立や座る姿勢が極端に長い人に多いです。これは、背筋や腹筋ではなく、姿勢を前述した脊柱起立筋と深層筋だけで維持しているからで、マッスルボディの筋肉ムキムキ男性に腰痛が少ないのは、背筋、腹筋の筋力のバランスが良いからですね。こういう人は無理な姿勢でも腰痛にはなりません。

 

従って腰痛を治したければ、まずは正しい骨盤の位置と正しい座り方を体得するのが最も近道です。

 

時々リラックス・ストレッチで下腹ぽっこりも解消!

『姿勢を常に意識して正しく保つ』というのは、腰痛にも有効でしいては下腹ぽっこりにも効果があることは説明しましたが、慣れてないとそれでも疲れることはあります。

 

そこで最後に、同時に腹筋にも効果がある、緊張した腰回りの筋肉を解す、簡単に自宅で出来るストレッチをご紹介しますね。

 

まず枕となるものを準備して仰向けになって床に寝ます。ベッドがあればその上でやると良いでしょう。腰が反っている人ほど、腹筋が弱いのでお腹がポコっと出ているのが特徴ですよね。そこで、この骨盤を無理なく矯正して、しかも気持ちが良いストレッチです。

 

両膝の裏側を両手で抱えて、寝ながら”体育座り”のポーズをとります。この時、お尻は床から少し離すのがコツです。腹筋に少し力を入れますので、グイグイ膝を胸元に引き寄せる、ゆりかごのような動作をすると良いです。腹直筋とお尻の大殿筋を同時に鍛えられるので、ヒップアップ効果もあります。

 

背中が床につきそうになる直前で一旦動作を止めて、足の裏が床につきそうになる直前でもゆっくりと動作を停止させます。結構キツイですが、寝る前などに出来るのでやり方はカンタンです。20~30秒やったら10秒休んで、合計3セットやります。

 

まとめ

ダイエットに成功しても、姿勢が悪いとそもそものスタイルが崩れて、痩せていてもキレイには見えません。特に立ち姿はその人自身の品性もよく表すので、下腹ぽっこりが気になりだしたら、腰痛も無いか思い出して、姿勢を正して快適な毎日を送りたいものですね。


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