でべそのお腹はどうしてそうなったの?

でべそのお腹はどうしてそうなったの?

 

「やーい!お前の母ちゃんでべそ!」

 

なんて、子供同士の喧嘩の際の捨て台詞はどの時代でも聞かれますが(笑)

 

そもそも『でべそ』ってどういう状態を指すのでしょうか。モデルの藤田ニコルは、自分のでべそは、パパのへその緒の切り方が悪かったからなんて言っているようですが、それは違います。

 

 赤ちゃんは、お母さんとへその緒で繋がっています。その繋がりがなくなると、へその部分は穴が開いた状態になりますね。いつまでも空いたままでいるわけにはいかないので、大抵は瘢痕(はんこん)組織、筋膜(きんまく)といった硬い組織が、その穴の部分を覆います。この硬い組織上には筋肉や脂肪が付かないため、窪みとなります。

 

このように窪みがあれば、正常なおへそになっているというわけです。

 

赤ちゃんの全体の20%はへそヘルニア

多くの赤ちゃんが自然と穴は閉じていきますが、全体の20%くらいは閉じないままでいることがあり、これを『臍ヘルニア』と呼びます。二つのパターンがあり、一つはへその穴は硬い組織によって閉じたけれども、窪みきらずにその硬い組織の真ん中だけの膨らみ(突出)が残っているもの。もう一つは、穴は閉じてもへその周囲の余分な皮膚が飛び出してしまうというものとがあります。

 

 

大人になってからもへそヘルニアになる可能性はある!

 今の時点ででべそじゃないし、安心なんて思っていてはダメです!大人になってからも『臍ヘルニア』になる可能性はあります。主な原因は、『産後』と『腹水を伴う病気』の二つがあります。産後の臍ヘルニアは、妊娠出産の過程で引き伸ばされた皮膚がもとに戻らなくなる場合や、へその弱い部分に妊娠の負荷が穴を開けることがあるのが要因のようです。

 

 

腹水や肝硬変や女性器の病気が原因のでべそもある

腹水がもたらすでべそは、お腹に溜まった水がヘルニア門から漏れて起こります。これに対処するには、腹水となった病気を治療しなければいけません。肝硬変や女性器関係の病気など、重大な病気をとなっている可能性もゼロではありません。少しでも気になる場合は、病院で検査を受診することをお勧めします。

 

大人になってからの臍ヘルニアは手術するしかない

 誠に残念ながら大人になってからの臍ヘルニアは基本的に手術をするしか治療することはできません。痛みや吐き気を伴う嵌頓(かんとん:突出した内臓がヘルニア門で圧迫されている状態)という症状が出ているようであれば要注意です。でべそで恥ずかしいどころの騒ぎでは収まらなくなる前に、自分のおへそをセルフチェックしてくださいね!

 

 


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